医療設備
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聴力検査・ティンパノメトリー
防音室の中で検査しますので、正確な聴力検査が可能です。また、中耳炎などで鼓膜の動きが制限されていないかを判断できます。
めまいや難聴・耳のこもりなどの症状の際に有用な検査です。 -
バイポーラ
脳・心疾患を患われ、血液をサラサラにする薬を内服されていると、鼻血が出やすく、止まりにくくなります。鼻出血を何度も繰り返している方で、主に、キーゼルバッハ部位と呼ばれる、鼻の入り口の毛細血管密集粘膜部位からの出血を止めるために使用します。
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手術用顕微鏡
主に、耳疾患に対する処置で使用することがあります。
中耳炎に対する鼓膜切開や鼓膜チューブ挿入を安全に施行することができます。除去の難しい耳垢清掃にも使用します。 -
簡易アプノモニター
いびき症状や睡眠時無呼吸症状(いびきが気になる・日中の眠気・目覚めの悪さ・早朝時頭痛などの訴え)の際に、有用な検査です。
装着も簡便で、疼痛など一切ありませんので、ご高齢な方はじめ、お子さんにも使用いただけます。
貸し出しで、ご自宅で検査を行っていただき、その後、データを解析します。必要な方には、さらなる精密検査や手術適応・CPAP(無呼吸症状を軽減させる器機)適応などを判断していきます。 -
耳鼻科用X線撮影装置
粘い鼻汁が数週間続いたり、鼻の中で嫌な臭いがする際などには、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)になられている可能性があります。子どもさんなどでも、頭痛の原因になっていることがあります。そのような際に、レントゲン検査をし、副鼻腔に炎症がないかを確認します。
治療には、慢性疾患であり、3ヶ月程度を要することもありますが、きちんと副鼻腔に空気が入った状態に戻すことは大事であり、ひどい際には、頭痛や頬が痛いという症状につながります。
顔面を強く打たれ、鼻骨骨折が疑われる際にも、有用です。 -
電子内視鏡(ファイバースコピー)
鼻やのどの奥など見えにくい場所の状態を確認するのに、有用な検査です。また、当院では、耳疾患の際にも使用することがあり、現在の中耳炎の状態をご自身で確認いただけます。モニター画面に大きく表示しますので、現在の耳・鼻・ノドの状態を、患者さん自身の目で確認できます。
直径3~4mm程度とかなり細いため、検査時の痛みや異常感もそれほど強くありません。
また、鉗子用の内視鏡も備えており、必要な方には、のどの組織検査やのどに刺さった魚骨などを抜去することもできます。 -
ネブライザー
当院では、超音波ネブライザーを採用しておりますので、通常のネブライザーと異なり、薬液をより細粒化しています。そのため、鼻や口から吸入することで、鼻・副鼻腔・のど・気管に、より効率よく薬剤が届きます。
副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎や咽喉頭炎や気管支炎などの治療に有効です。 -
超音波検査装置(エコー)
くびの腫れ物(腫瘍・リンパ節の腫れなど)やくびの痛みの病気に対する検査として有用です。
必要に応じて、腫れ物の細胞を吸い取り、良性か悪性かを鑑別するため、調べることもできます。 -
電子カルテシステム・画像ファイリングシステム
検査結果やカルテ記録などを高いセキュリティーで管理しています。
聴力検査や内視鏡写真やレントゲンなどの画像を、直ちに、画像ファイリングシステムに転送し、一元化しています。また、過去の検査結果との比較も簡単にできますので、治療経過をわかりやすく見ていただけます。 -
赤外線CCD眼振検査装置
めまい発作の際に認められる異常な眼球の動きを、カメラで確認します。水中眼鏡のように顔にあてて確認します。
めまいの原因の3分の2は、内耳の異常が原因とされています。その際に、眼球が異常な動きをします。肉眼ではとらえることが難しい異常眼球運動を検出しやすくなるため、当院では、赤外線CCDカメラを用いて検査しています。